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[PBP 2019まとめ] 本番編 [PBP]

事前の計画

私がこれまでに走った夜スタートのブルベはR東京の金太郎ナイトのみ.仮眠を伴うものは経験がなく,正直計画を立てかねていました.とりあえず事前には以下のようなものを想定していました.
  1. 初日はオールナイトで走って,昼前に到着するFougeresで数時間お昼寝.
  2. 以降は,Loudeac(往路),Loudeac(復路),Mortagne-au-Percheで22時ごろから3時の間で数時間ずつ仮眠.

仮眠時間がピークにあたりそうで,混雑を避ける意味ではずらした方がよいでしょうが,バッテリー容量が不安なところではやはり暗い間に休息を取りたいと上記のような計画としました.

...が,結果的には全然思い通りになりませんでした...

Rambouillet ~ Mortagne-au-Perche


18:30に予定通りにスタート.沿道ではたくさんの人が応援してくれていて「これがPBPか」と感慨深く走りだします.

これだけ多くの人と走る経験はなく序盤はペースを掴めませんでした.というのは日本では1列で走るのが一般的ですが,PBPでは2列,3列で走ることが多く,周りを囲まれるとなかなか抜け出せませんでした.周囲を見ると年配の男性,女性が多く「ゆっくり目のペースなんだろうな」と思いつつ,速く走るつもりもなかったので気にせず走っていました.

しばらくすると,絵画で観たような広大な田園風景を目の当たりにして,楽しくて笑顔で走っていました.

ところが,数十km走ったあたり,路面の悪い急な下り坂で前輪をパンクさせてしまいました.一応,"例のポンプ"で6気圧くらい入れていたはずですが,まだ弱かったみたいです.スタート地点でフロアポンプを借りれるだろうという期待のもと,携帯ポンプしか持って行きませんでしたが,スタート地点が広すぎて見つけられず携帯ポンプだけで臨んだのが少し誤算でした.

いずれにせよ,慎重にチューブを交換して,また例のポンプで300回強ほど空気を入れました.多分これで5気圧程度になっているはずです.

これで大分時間をロストしました.自分はK組でしたが,まわりを見ると後続アルファベットの人が多かったです.

Mortagne-au-PercheではPBP名物 パスタ・ボロネーゼとスープを食べました.自分には結構おいしくこれなら大丈夫と思いました.予備のチューブを買い足して出発しました.

Mortagne-au-Perche ~ Vallaines-la-Juhel

ここからは完全にナイトライドです.これもPBP名物の赤いテールランプが無限に続く中を走っていきました.この辺では団子状態は解消していて,まあまあ自分のペースで走ることができました.

驚いたのが速い女性が多いこと.男性に引かれるでもなく単独で走っていて速い.海外は層が厚いと思いました.

途中,ふと沿道の芝を見ると,巨大なナメクジがたくさんいました.全長は日本の大型のものと同じくらいでしたが,太さが5~10倍くらいある.とてもこんなところでは野宿できないと思いました.

しばらく走っていると前輪に違和感を感じ,さわってみると空気が大分抜けていました.どこかでスローパンクをしたようです.やっぱり圧が少なすぎました.どうしようかと思いましたが,次の Vallaines-la-Juhelまで20km程度だったのでチューブはそのままで空気だけ入れて走ることにしました.中途半端に対応するよりコントロールでプロにチューブ交換してもらう方が効率がよいだろうと.結局,20kmで3回ほど空気を入れ直して走りました.毎回200回ほどスコスコしました.

PBPではたくさんの街を通過します.街の中には公衆トイレがあるところがあります.途中,公衆トイレがあったので"大"にチャレンジしました.形式は和式に近いですが金隠しや堀はありません.平面に穴が空いていてその左右に踏み台のようなものがあるだけです.中腰でチャレンジしましたが上手くいきませんでした.(失敗したという意味ではない).これは大変だと思いまた走りだしました.

5:15にようやくVallaines-la-Juhelに着きチューブを交換してもらい憂いがなくなりました.ここはPBPのコントロールの中でも大きな町で,コントロール手前の商店街では早朝だというのに多数のカフェやパン屋が店を開けていました.自分も寄れたらよかったですが,パンクで頭が一杯で何も食べずに通過しました.

Vallaines-la-Juhel ~ Fougeres ~ Tinteniac ~ Loudeac

パンクが直って漸く憂いなく走れるようになりました.途中,Ambrieres-les-Valleesのカフェでケーキ,ポタージュで休息を取りつつ快調に走って,予定より少し早く10:10にFougeresに到着しました.

計画ではここで3時間ほど仮眠を取る予定でしたが仮眠施設が見当たらない.他の参加者を見るとレストランの床で仮眠を取る人が数名,外の木陰で眠る人も数名.自分も木陰で仮眠を試みるものの地面が湿っていてとてもここで3時間ゆっくり眠ることは無理そうです.仕方ないので,混雑上等!と予定を変えてLoudeacまで一気に行くことにしました.

途中,Tinteniac, Quedillacでも休息を取りながら,Loudeacに到着したのが19:02.何とか混雑する前に到着できたと,そそくさにドロップバッグの荷物を入れ替え,余計なことをして混雑に巻き込まれないようにとシャワーはあきらめ仮眠所で仮眠しました.3時間ほど寝て23時に起きてレストランでパスタを食べて走行再開しました.

国内のブルベだと通常5~6時間仮眠を取るのですが,3時間くらいの仮眠の方が身体がバキバキにならなくていいなと思いました.ブルベの疲れって数時間の仮眠で回復できるものではないので中途半端に長い休息をとると疲れが表面化して却ってつらくなるような気がします.

Loudeac ~ St Nicolas ~ Carhaix-Plouguer ~ Brest

Loudeacからのナイトライドはなかなかキツイものでした.睡魔が襲うというよりは気が付くと夢を見ながら走っているような感じでした.危険なので本来ならば仮眠を取るべきですが,寒くてそうにはいかず塩タブを舐めて少しでも刺激を与えながら走りました.正直,ランドヌール失格の危険な行為でした.

幸いなのはこの区間は40~50kmごとにコントロール,サービスがあってメリハリのある区間だったこと.途中,Sizunという街でコーヒー,クロワッサンをいただいて目を覚ましながらブレストに向かいました.

Carhaix-PlouguerからBrestの区間はコースの中でも絶景のポイントでした.稜線を走るコースで左右に広がるフランスの広大な風景.日が昇るにつれテンションが上がり眠気が覚め,PBPの中でも最高のライド区間の1つでした.

橋を渡り,ついにブレストに着いたんだと高いテンションのまま,坂を上って10時26分にブレストのコントロールに到着です.ブレストのトイレは綺麗だったので,大をなしてすっきりして折り返していきました.

Brest ~ Carhaix-Plouguer ~ Loudeac

復路,追い風基調になって楽になるつもりでしたが,今振り返ると想像以上にペースダウンしていました.BrestからCarhaix-Plouguerの80kmに6時間,Carhaix-PlouguerからLoudeacの90kmで6時間半かかっています.

昨年の熊本1000で3日目以降急激にペースダウンした経験を踏まえ,意図的に「残して走る」を心掛けていたのはあるのですが,意図した以上にペースが落ちていました.

また途中から喉が痛み始めてしまい,その時は「はあはあしすぎて喉が乾燥したか」と考えていたのですが,結果的には風邪をひき発熱して,そのために減速していたというのもあると思います.

Brest周辺は本当に寒くて日中でも下りが続く区間では歯がガタガタいうほど寒かったです.

22時44分にLoudeacに着いたときには悪寒を感じていて完全に熱が出てる状態でした.

一時はここでDNFしようという気持ちが強くなったのですが,せっかくここまで来たので最後の勝負として着れるものを全部着て -- 上は半袖ジャージ3枚重ね + ウィンドブレーカー + レインジャケット,下はレーパン + レインパンツ,靴下は2枚重ね -- で毛布を頭から被って仮眠を取ることにしました.これで解熱できていなかったその時は諦めようと.

3時間ほど仮眠を取り目が覚めると,まだ寒さは感じるものの悪寒はなくなっており熱が下がったことを実感できました.「これなら自転車漕いで身体を温めれば回復できる」と思い,リタイアせずに継続することしました.服装は寝たときと同じできるだけの重ね着です.往路と同様,パスタを食べて身体を温めて再出発しました.

Loudeac ~ Tinteniac

Loudeacから漕ぎ出し身体が温まるにつれ風邪の症状は和らいでいきました.ただここまで2日で6時間しか寝ておらずナイトライドでの眠気は危険な状態でした.やはり走っているうちに夢を見てしまうことがあり,ところどころ止まりながら何とか走り続けました.

日が昇ってくると眠気は収まってきたものの,今度は身体にガタが出始めました.具体的にはお尻と腰の痛み.お尻の方は下からの突き上げによる打撲.腰は腰痛とは違って筋肉の張りのようなもの.漕ごうとすると腰がしびれ力が入りません.

ペースを上げたくても力が入らずどんどん抜かされていきます.「くそ,800km走って限界がきたか」と悔しがっていたのですが,途中でふと「あれ?でも何で右の腰だけ痛むのだろう?ひょっとしてポジションが悪いのか?」と気づきました.改めて確かめると何となく右足の方がつま先で漕いでいる感じです.試しに左靴のテンションを上げてつま先で漕ぐようにすると腰の痛み方が変わってきました.

やっぱりそうだ,ポジションが悪いんだと思い,停車してポジション調整をしようとしたところ何とツールセットがありません.どこかで落としたみたいです.失意のまま我慢でTinteniacまで走り六角レンチを借りて漸く調整することができました.最調整はできないので時間を掛けて慎重に調整しました.

この時点でタイムアウトしていることを認識しましたが,ここまで来たのだから認定内だろうが認定外だろうができる限り楽しもうと再出発しました.

TInteniac ~ Fougeres

とにかく挽回しなければいけないということで乗れそうなとレインには頑張って着いていくようにしました.それまで1人で走っていたので抜かれる一方でしたが着いていこうと走れば思った以上に走れ自信が回復しました.腰の方はこれまでの疲労が蓄積していたのですぐには回復しませんでしたが,それ以上悪化する感じもなくやはり自信を取り戻せました.

徐々にペースを上げ,13時25分にFougeresに到着することができました.

Fougeres ~ Vallaines-la-Juhel ~ Mortagne-au-Perche

この区間はPBPの中でも最高の区間でした.Parisが近づいてきて街の規模が大きくなり街ごとに独特な景色を堪能することができました.途中の道も牧場や農場などフランスの雄大な田園風景を楽しむことができました.往路では夜間走行だったためほとんど景色は見えなかったのですが,「なんだこんな素晴らしいところを走っていたのか」と,また自然に笑顔になってしまいました.テンションが上がりペースもあがり,ようやく人を抜かしながら進行することができました.

懸案だった腰の痛みは夕方ごろにはすっかり解消していました.

Vallaines-la-Juhelを過ぎたところで日没となりましたが,前日の反省踏まえ,風邪をぶり返らせないよう着れるものを着こんでナイトライドに備えました.

Mortagne-au-Perche ~ Rambouillet

Mortagne-au-Percheには0時22分に到着しました.ここで仮眠を取らず先に進みましたが,これも今大会の大失敗というか大いに反省すべき選択でした.大きな声では言えませんが途中夢と現実の区別がつかないような状態になってとても危険な状態でした.止まり止まり漕いで,たくさんの人に抜かれながら,ようやく6時22分にDreuxに着くことができました.

DreuxからRamboulletまでの区間はへろへろでした.お尻の痛みは限界に達し不自然なダンシングを織り交ぜながら漕ぎました.途中,意外にアップダウンが多くなかなか苦労しました.どういうわけだか,パリ遠方よりパリ近郊の方が路面の状態が悪いのですね.

87時間強でゴールすることができました.

メダルを貰い,食事をし,ホテルに戻りました.

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[PBP 2019まとめ] 持って行ってよかったもの [PBP]

こちらが今回フランスに持って行ったもののリストです.

その中で,持って行ってよかったと思ったものです.(当たり前に必要なものは省略します.)

塩タブレット

大量に汗をかくような気候ではなかったですが,持って行って重宝しました.

というのは途中入手できるドリンクはほぼ水のみなんですね.通常,水ばかり飲んでいるとお腹がタポタポになって水分を吸収できなくなってしまいますが,塩タブも一緒に摂ることでタポタポにならずに水だけで乗り切ることができました.

ゼリー飲料

補給食としてゼリー飲料を6食分持って行きました.行く前は重くてどうしようかと思いましたが,結果的に持って行ってよかったです.コントロールで得られる食料は味のバリエーションが少ないというのと,携帯に適したものが少なかったので,補給と気分転換に重宝しました.

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[PBP 2019まとめ] 持って行ったのに使わなかったもの [PBP]

こちらが今回フランスに持って行ったもののリストです.

その中で,持っていったものの,結局使わなかったものを記載します.

クリートカバー

PBPはコントロールでたくさん歩くらしいので,ということで持っていきましたがほとんど使いませんでした.スタート前日までの雨で地面がぬかるんでおり,すぐ泥だらけになってしまい,取り外しの度に手が汚れ,手洗いなど余計な手間が増えてしまったからです.クリートを痛めてもその場の効率を優先しました.

外国人参加者の中にはビーチサンダルを持って走っていた人がいましたが,おそらくそちらの方が効率がよいと思います.

フェイシャルシート,ボディシート

シャワー,入浴の機会が限られるだろうからとドロップバッグにフェイシャルシート,ボディシートを入れておきましたが,全く使いませんでした.まず衛生面に気を配る余裕がなかったことと,Loudeacに到着するのが冷え込んだ夕方~夜で,服を脱いで身体拭くような状況でなかったためです.

一方で,走行中にチェーン外れや,注油などで手が汚れて難儀しました.携帯用のウェットティッシュなどを持っていけばよかったと思いました.

チェーンロック

宿泊したホテルは当然のように部屋に自転車を持ち込み可.PBPのコントロールでも自転車を盗難される状況ではないので結局使いませんでした.心配性の人は持って行って使えばいいですが,面倒臭がりの人は持参しなくてよいと思います.

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[PBP 2019まとめ] 目次 [PBP]

ついに念願のPBPに参加してきました.

結果は87時間強でゴールできたものの,途中のコントロールでクローズタイムを守れなかったため,認定外完走,DNFとなりました.( "申告なメカトラ時"は,コントロールをタイムオーバーしても2コントロール以内に復帰すればOKとか,実際にはコントロールの通過時間はチェックされずに認定されるとか言われていますが,まあそれはそれ.自分としては今回は認定外完走と考えています)

日本で走るブルベとは全然違って多いに学ぶことがありました.次回以降参加される方に少しでも役に立てばとメモを残したいと思います.

  1. PBP 2019に向けて
  2. 飛行機編
  3. パリ移動編
  4. ホテル編
  5. フランス入り~スタートまで
  6. 本番編
  7. 持って行ってよかったもの
  8. 持って行ったのに使わなかったもの
  9. 総括

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[PBP 2019まとめ] 総括 [PBP]

今回のPBPを通して反省したこと,学んだことをまとめます.

コース難易度は高い

はっきり言って一般的なブルベに比べてPBPのコース難易度は高いです.PBPの完走率は70%くらいだそうですが,それが全てを物語っています.SR達成者をもってしてもそのくらいの完走率になってしまう難しさなのです.

時差ぼけや飛行機輪行の難しさが原因と言われることがあって,確かにそれも一因であるとは思いますが,それよりももっと基本的な部分 -- 1200km通して終始アップダウンの連続 -- というコースの難易度が高いのだと思います.

蛇足ですが,アジア勢の完走率の低さからやっぱり時差ぼけ,気候の差が課題視されることがありますが,こちらももっと単純に欧米人とアジア人の体力の差が大きいと思います.やっぱりこういった持久力パワー系の欧米人の力はすごいです.一緒に走っていて本当にそう思いました.

PBPの参加者はSR達成者以上で,突き抜けちゃっている人もかなり多いので,「平坦コース」,「余裕」とか言っている人も多いですが,"普通"のランドヌールならば気合いを入れて本気モードでぶつからないと何が起きるか分からないと思います.

日本のブルベでのテクニックは通用しない

日本のブルベで身につけた,走力以外のテクニック -- コンビニ活用術,健康ランド・ホテルを活用した仮眠術 -- はPBPでは全く役に立たないです.

基本的に補給場所はコントロールか途中の街のみ.そこで得られる物資は極めて限られている.コンビニならば何でも一通り揃っていますが,PBPのコントロールでは食事はパスタかパン,サンドイッチ,飲み物は水かコーラかオランジーナのみ.途中の街では行ってみるまで何が得られるか分かりません.

途中の仮眠も,暑さ寒さの中で野宿する技術を持っていないと(日本だとなかなか身につかない),結局コントロールの仮眠所を利用するしかなくなり,行程の選択肢が非常に限られてしまいます.

...と,このあたりは予め察知していて,やっぱり難しかったなというところですが,走ってみて初めて気づいたのがフレームバッグの容量の少なさでした.今回,普段の長距離ブルベと同様,フロントバッグとサドルバッグだけで臨みましたが,これも補給や休息場所,非常時の物資は途中で確保できる前提での必要十分な容量でした.

コントロールで調達できる食糧はもっぱらサンドイッチかデニッシュでしたが,とても持ち運ぶ余裕がなく,結果的に毎コントロールで並んで食事しなければなりませんでした.そういったかさばる食糧や,防寒着や寝袋を積載することができれば走行プランにもっと自由度を持たせられたと思います.

日本の便利な環境を敢えて使わないような訓練をしないとPBPの環境では太刀打ちできないと思います.

天候対策は重要

今回のPBPで私が一番苦しんだのは夜の寒さでした.今夏ヨーロッパを記録的な熱波が襲ったため,どうしても頭が暑さ対策にばかり向いてしまい寒さ対策がおろそかになってしました.

ところが実際走ってみると寒さの方が厳しく,特にブレストに近づくほど気温が下がっていき,かなりつらかったです.結局,復路のLoudeacを前に発熱してしまいました.とりあえず着れるもの全部 -- 上は半袖ジャージ3枚,ウィンドブレーカー,レインジャケットの重ね着.下はショーツと雨具の重ね着 -- を着こんでなんとか熱を下げることができましたが,これは本当運が良かっただけで,ここでリタイアになってもおかしくありませんでした.

また寒さ対策が不十分だったため,夜間に屋外で仮眠を取れずに苦労しました.走っていれば何とか体温を維持できたものの,止まって寝てしまったら凍えて死んでしまうと,とにかく走り続けなければなりませんでした.大きな声で言えませんが正直危険な場面もありました.5~7度という寒さの中で安全に仮眠できるだけの防寒具は絶対に必要です.

ネット接続は注意

今回,途中のコントロールでタイムアウトになってしまったわけですが,その理由の1つが途中でのペース確認,貯金確認がうまくできなかったというのがあります.

私は普段のブルベではスマホでスプレッドシートを用意して途中々々でペースを確認するようにしています.PCで到着時刻を入力すると,それまでの区間グロスと貯金時間を計算するようなシートです.

今回もそのようなシートを用意して臨んだのですが,残念ながらネットへの接続性がよくなく途中で思うように使用できなかったです.Google Documentで作成したスプレッドシートで,一応,オフラインでも使用可能なように設定していたつもりだったのですが,ネット接続が中途半端だったためか,結局使用できませんでした.

そのため途中で貯金を確認できず,また普段のブルベでタイムアウトを気にしたことがなかったため,ついうっかりしてタイムアウトとなってしまいました.

ちなみにSIMはThreeのものを使用しました.Threeのせいだったのかどうかは分かりませんが,でも結局どこのSIMを使ってもリスクは残るのでスマホが使えなくても大丈夫な手段 (紙!)も用意すべきだったと思います.

ドロップバッグを使い倒すべき

今回,機材的な課題は
・工具を走行中に紛失してしまったこと.(よって腰痛時にポジション調整ができなかった)
・防寒着の準備が圧倒的に不足した.

この点からのドロップバッグの使い方の反省としては,バッグの容量は十分余裕があったのだから,明らかに必要なものだけでなく,もしものときの予備や,想定が(少し)外れたときにあると助かるものを入れておくべきだったということです.走行中の紛失,故障対策,想定外の天候対策など.

準備段階では「ドロップバッグに入れていても最初の400kmはそれなしで走らなければいけないし」とか考えたりしましたが,400km何とか凌ぐことと,1200km走り切ることは全然違うので途中でも装備が得られればすごく有難いと思います.

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[PBP 2019まとめ] フランス入り~スタートまで [PBP]

私はスタート2日前の8/16の夜にフランス入りしました.

時差ぼけはあまり気にしませんでした.多くの欧州便は夕方から夜に現地着だと思いますが,そうすると疲れた状態でホテルに着いてそのまま寝ればいいので,時差ぼけで困ることは経験上あまりないからです.これが朝,昼着だと疲れた状態でホテルに着いてさらに夜まで起きていないといけないので大変です.ついうっかり昼寝でもしようものならなかなかリズムが戻りません.

一夜明けてスタート前日は
・自転車の組み立て
・受付,車検
・ドロップバッグ預け入れ
だけしてゆっくり過ごしました.

例年は夕方にAudax Japanの記念撮影があるそうですが,今年は悪天候のため中止になりました.

受付,車検はPBP参加資格を得るようなブルベ経験者には問題になるようなことはないと思います.1点注意するとすれば,車検の時間は予め予約するのものの,これはあくまで目安らしいので時間帯によって長い待ち行列ができてしまうことです.車検後に予定を組む場合には時間に余裕をもって計画するのがよいです.私の場合,車検ののち,ドロップバッグを預ける予定としたため,預け入れるのがギリギリになってしまいました.

スタート当日はホテルを12時にチェックアウトして13時ごろに会場入りしました.そこからのスタート時間18:30までがとても長かったです.土地勘のない場所で5時間半も時間をつぶすのは容易ではないです.カフェに入ったりしましたがそんなに長居もできず焼け石に水でした.結局,スタート地点の公園で時間を潰しましたが,何かをしたわけでもないのに体力を消耗した気がします.PBP期間中にホテルを確保しないならばスタート時刻はできるだけ早くするのがお勧めです.

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[PBP 2019まとめ] 飛行機編 [PBP]

今回のPBPではフライトはJALのヘルシンキ経由のものにしました.運賃151,000円 + 税金,サーチャージ45,010円,合計196,010円でした.

予約は昨年の12月30日にしました.そのちょっと前からフライトをチェックしていたのですが,直行便が売り切れてしまったようで慌てて予約しましたが,今から思うと慌て過ぎた気がします.

安い代わりにキャンセル料が高く座席指定もできないEconomy Saverにしました.座席はEconomy Saverだから悪い席ということはなく,結局運のようです.往路は前方通路側の比較的良い席が取れました.袋は後方窓側で最悪でしたが..予約変更ができないものにしてしまったのは今から思うと早計だった気がします.

乗り継ぎ便で行く場合,ヘルシンキ経由の最大のメリットは乗り継ぎ時間が短い(1時間弱)ことです.ヘルシンキは成田-ヨーロッパ線の航路上にあることもあって乗り継ぎ便としては短時間で欧州まで行けます.

ただ,乗り継ぎがかなり短いのヘルシンキ空港では買い物などはせず速やかに移動する必要があります.入国審査の列では,出発が近い便に乗る人を優先的に案内していたりするので係の方の話をよく聴くようにしましょう.

冒頭触れたように予約はJALでしましたが,実際にはフィンランド航空のコードシェア便でした.フィンランド航空はウェブサイトによると自転車の輸送はハードケースのみOKで75ユーロの追加料金が必要とあり,OS-500で受け付けてくれるか心配でしたが,結局OS-500でも追加料金なしで受け付けてもらえました.コードシェア便は原則販売会社(私の場合JAL)のルールに従って荷物を受け付けるようです.(帰りの便で追加料金を取られかけましたが,「何で往路で必要なかったのに復路で必要なんだ?」と突っぱねて払わずに済みました).

とはいえ,対応は人によって違う可能性がありますし,未確認でフィンランド航空運航の便を取ってしまったのはミスなので,次回はフィンランド航空は使わないと思います.

前述したように輪行にはオストリッチのOS-500を使いました.ホテル編に書いたようにPBP期間中に小さく畳みたかったからですが,結果的に無事にバイクを輸送することができました.

ただ,輸送中,他のバイクを上に積まれたりしたようなので,できるだけ出っ張りをなくし,力が集中する点をなくすようにするのがよいようです.私の場合,定番ですが,
・エンド金具を付ける
・リアディレイラーを外す.
・ハンドルを一杯に切り紐で縛って固定する.
・ブレーキレバーも引ききった状態で紐で縛って固定する.
という処置をしました.

OS-500は自転車の他に工具やウェアを収納して19kg程度になりました.担いで移動するのは結構難儀でした.空港でカートを借りれば多少楽になりましたが,所々幅の狭い場所があって通るのが大変でした.どなたかOS-500にキャスターを付けていた方がいましたが天才だと思います.

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OSTRICH(オーストリッチ) 輪行バッグ [OS-500]トラベルバッグ ブラック YD-175


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[PBP 2019まとめ] パリ移動編 [PBP]

シャルル・ド・ゴール空港(CDG空港)からPBPスタート地点Rambouillet近辺まで公共交通機関で移動するならば,シャトルバス"Le Bus Direct (ル・ビュス・ディレクト)"と,"Transilien"を利用するのが便利です.

Le Bus DirectはCDG空港とパリ市内を繋ぐ高速バスになります.Ligne1から4まで4路線あります.乗り換えアプリなどを使うと,RambouilletまではLigne2を使うルート,Ligne4を使うルートなどいくつか表示されると思いますが,Ligne4を使ってMontparnasse(モンパルナス)まで行くのが便利です.MontparnasseからRambouilletまではTransilien 1本で移動できます.

CDG空港の到着ターミナルの2DとLe Bus Directのある2EFは少し距離があります.カートを借りてバイクを載せて運ぶのがよいです.

バスには車体下に十分な貨物スペースがあります.私が乗った時には3,4人のPBP参加者がいましたが皆問題なくバイクを積むことができました.

料金は片道17ユーロ,往復31ユーロでした.到着時に往復分のチケットを買っておくと数ユーロ節約することができます.


CDG空港からMontparnasse駅までは約1時間ほどです.

Montparnasse駅は大きな駅で初めてだと迷うかもしれません.地上駅,地下鉄駅ありますが,Rambouillet行のTransilienは地上から出ています.たくさんホームがありますが,注意して探すようにしてください.

Transilienの切符の買い方は若干難しいです.料金体系として,パリ市内は一律,パリ市外は距離に応じてというものらしいです.なので券売機ではまずパリ市内かそれ以外かを選びます.(Rambouilletはパリ市外).パリ市外を選んだら次は駅名を指定すると料金が表示されるのでクレカか現金で購入します.ここでさらにややこしいのは券売機によって紙幣のみOKのものと,硬貨のみOKのものがあることです.両方使えるものはまれな気がします.クレカを持っておくと安心です.

Transilienは自転車用の車両スペースがありますが,別にそれ以外のところに乗せても問題ないようです.PBP期間中は自転車用スペースはすぐに埋まってしまうのでそれ以外のところにも別に気にせず乗せて良いようです.

TransilienはPBP受付や,スタート前,ゴール後に利用することになると思います.予め乗り方を調べておくと便利です.

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[PBP 2019まとめ] ホテル編 [PBP]

ホテルはLa VerriereのMercure Maurepas Saint Quentinにしました.

スタート地点のRambouilletからそこそこ距離があってあまり混雑していなさそうなところ狙ってのことです.

日本の旅行会社を通じてRambouillet近辺のホテルを予約する場合,PBP期間中も部屋を確保しなければならないとのことでしたが,予算の都合でさすがにそこまではしたくないなと.倉庫でもいいから期間中に荷物を預かってもらえるようなところにしたいとLa Verriereのホテルを選びました.

PBP参加者は何組か宿泊していましたが,混雑ということはなく静かなホテルでした.懸案のPBP期間中の荷物預かりについては事前交渉なしにチェックアウト時にお願いしたところ「of course」と二つ返事で了承してもらえました.

スタート地点のRambouilletまでは約20km.ロードバイクで自走して1時間弱.電車(Transilien)を使って4駅と楽に移動することができます.特にTransilienは自転車をそのまま載せることができ,2ユーロ弱と安いのでおすすめです.

PBPの拠点としては狙い通りのホテルでした.

ただ,難点をあげるとするとLa Verriereは町としては何もないです.近くにスーパーがあるので何とかはなりますが,レストランはケバブ店がある程度でした.滞在を楽しむならばSaint-Quentin-en-Yvelinesの方がいいかもしれません.

ホテルのアメニティはヨーロッパらしく石鹸,シャンプー,ボディソープしかありませんでした.ワインの栓抜きもないのは意外でした.歯磨きなどは忘れずに持っていきましょう.

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PBP 2019に向けて [PBP]

PBPのPre Registrationが今週から始まり,準備が本格化しました.私も無事Pre Registrationを完了し,フライト,ホテルを予約したものの,未経験なので「この計画で大丈夫なのか?」と不安なところです..

Pre Registration

私は昨年1000kmを完走しているので,1/14にPre Registrationできました.スタートは18:30を選びました.

フライト

行きは8/16発着,帰りは8/24発,25着にしました.本当は直行便が良かったのですが,JALのヘルシンキ経由便にしてしまいました.JALのサイトで昨年確認した際にはまだ直行便があったのに年明け確認したらなくなっていたため慌ててこの便を確保してしまいました.Economy Saverで予約したので予約変更はできず座席の事前予約もできず,正直ちょっと後悔しています..

ホテル

Rambouillet周辺は混むかなと思って,La Verriereに予約してみました.Rambouilletから20km程なのでStart/Goalの移動は問題ないと思います.空港からホテルまでは2時間程度かかるようですが,移動方法はこれから調べます.
日本の旅行会社経由で予約しようとするとPBP期間中も部屋の支払いが必要とのことで自分で予約しました.期間中荷物をキープしてもらうようホテルに交渉してみるつもりです.

この後,装備などちょいちょい準備していこうと思います.

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